ペニスに違和感?あそこが臭い・おりものが増えた。そんな方は性病かも?

普段からおりものの状態をチェックし、量やにおいに異常があれば病気を疑ってみよう

2016.10.13

おりものの異常は子宮からのメッセージ

おりものは、漢字で「下り物」と書きます。これは、おりものが身体の中から下りてくるものだからとか。「白帯下」「帯下」とも呼ばれます。

そもそもおりものとは、性器から分泌される粘液のことで、生理時にはがれ落ちた子宮内膜が再生される際の分泌液や、排卵が近づいた際の子宮頸管からの分泌液、膣壁からはがれ落ちた古い細胞、外陰部のバルトリン腺や汗腺、皮脂腺からの分泌液などがまりじ合ったものです。

おりものは健康な時にも分泌され、身体の老廃物を体外に排出したり、雑菌などの侵入を防いだりする働きがあります。

おりものを調べることで、女性ホルモンの状態、膣炎やがん、排卵や妊娠の有無など、さまざまなことがわかります。つまり、おりものは月経と同様、子宮からのさまざまなメッセージを伝える役割を担っている、といえます。


おりものの量や臭いに過敏にならないで

健康な時のおりものは、無色透明か乳白色でサラサラしています。個人差はありますが臭いはほとんどありませんが、下着などにつくと、乾燥して黄色っぽくなり、酸っぱい臭いがします。

ところが、排卵のころになると量が増えたり、粘りがあったり、生理前では臭いが強くなったりします。身体の状態だけでなく、年齢や食生活などによっても、量や色、臭いが変わってくることもあります。

このような変化は、ほとんど問題のないことが多いので、神経質になる必要はありません。普段から自分のおりものをチェックしておくと、異常の時に早く気づくことができます。


病気が疑われるおりもの

身体に異常が起こると、おりものに変化があらわれることがあります。
例えば、おりものの量が異常に多い、変な臭いがする、色が濃すぎるといった状態が1週間以上も続く時や、外陰部のかゆみをともなう、血がまじっているなどという時には、病気が疑われます。早めに婦人科の診察を受けましょう。


清潔を心がけて

おりものの異常は、特定の病原体だけでなく、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌など一般的な細菌による炎症が原因の場合もあります。

とくに体調が悪くて膣の自浄作用が弱まっていると時や、ホルモン分泌に変調をきたしていると時は、炎症が起こりやすい状態といえます。注意しましょう。

予防としては、日ごろから下着や外陰部の清潔を心がけます。また、サポート効果のあるパンティストッキングやガードルの長期着用はさけること。

膣内がむれて、カンジダ菌などが繁殖しやすい環境をつくり出すことがあるので、通気性のよい下着を身につけることも大切です。

なお、ビデの使い過ぎは、膣本来の自浄作用を弱める原因になります。おりもの専用シートの使用も、まめに取り換えないと不潔になりがち。膣炎の原因になるので注意しましょう。

おりものが増えるとき

妊娠したとき
ホルモンの働きが活発になるために増える

性的な興奮で
バルトリン腺からの分泌液や頸管粘液が出るため、量が増える

排卵期前後
排卵期のころは頸管の分泌が盛んになるため、量が増えるだけでなく、粘りがある。また、月経直前にも増える


こんなおりものは要注意

おりものの状態
疑われる病気
その他の症状と注意点

白くてポロポロとしたおりもの
カンジダ膣炎
外陰部にかゆみをともなう。からだの抵抗力が落ちているときにかかりやすく、セックスで感染することもある。抗真菌剤の膣坐薬を使えば、すぐに症状は緩和するが、再発しやすいため、完治するまで治療を続ける

生臭くて黄色か緑色の泡立ったおりもの
トリコモナス膣炎
かゆみのほか、排尿痛をともなうこともある。感染力が強いが、現在では内服薬や膣坐薬を使えば、2週間くらいで治る。セックスで感染することが多いため、パートナーもいっしょに治療することが大切

月経に関係なく、白くて量の多いおりもの
子宮頸部びらん
異物による傷やセックスなどで炎症をおこす真性びらんと、子宮の入り口の部分が外側にめくれて血管が透けてみえる仮性びらんとがある。成熟期の女性の場合は仮性びらんがほとんどだが、セックス後に出血するなら、真性びらんの疑いもある。一日に何度も下着を換えなければならないほど、おりものが増えたなら、要注意

黄色または茶褐色の膿状のおりもの
淋病・クラミジア感染症
淋菌、クラミジア・トラコマチスという病原菌によつもので、感染経路はほとんどがセックス。淋病の場合は、キスや手指、下着から感染することもあり、2~8日くらいでかゆみなどの症状が出る。クラミジアの場合は症状が軽いため、気づかないこともある。どちらも放っておくと子宮内膜炎や卵管炎などを引きおこし、不妊の原因になるので注意する

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