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性病の治療薬コラム|エイズ感染者5万人の時代

2014.07.15

日本国内でエイズが爆発的に広がっている。2004年の7月、タイのバンコクで開催された第15回エイズ国際会議で、日本におけるエイズ対策の遅れが国際的なバッシングの標的になりました。

エイズといえば、1989年に神戸のある女性が感染したのを機に、日本でも急激に人々の関心を引くようになったが、最近はこの病気についてのマスコミ報道も下火になり、それにつれて恐怖感や関心も薄らいでいった感があります。

少なくとも私達は、深刻な社会問題としてエイズを認識しなくなっています。日本ではエイズ感染の危険がもはやなくなったと思っている人も少なからずいるのではないかと、推測ほどです。

しかし、マスコミを通じたエイズ情報が減ったことをもって、問題が解決されたと考えるのは誤っています。
エイズに関する報道が少なくなった状況を前にして、「ようやく日本もエイズの危機から解放された」という根拠のないこじつけをしても不思議ではありません。

が、日本におけるエイズ患者は実際には、水面下で爆発的に増えています。厚生労働省が発行した2004年度の『厚生労働白書』によると、エイズ・ウイルスに感染した者は、増加傾向にあります。2001年から2003年にかけては、1年に600人ぐらいのペースを維持しています。

ところが2004年エイズ発生動向の概要では、エイズ・ウイルス感染者は、780人と過去最高となりました。また、同年のエイズ患者は385人で、これも過去最高となった。2004年のHIV感染者とエイズ患者の発生は1165名で、初めて1000名を超えました。

こうした状況のもとで日本のエイズ対策が、国際的な非難を浴びたのです。経済的に恵まれた先進国であるにもかかわらず、抜本的な対策を取っていないというのが、非難の中味です。

タイでのエイズ会議をレポートした『朝日新聞』(七月二七日付け)の記事は、日本に対するバッシングを次のように報道しています。

一方、先進国の中で唯一、感染が広がり続けている日本は会議中、多くの非難を浴びた。
厚生労働省によると、1991年に200件だったHIV新規感染報告が、2003年には640件と過去最高になった。京都大大学院の木原正博教授は「2010年には感染者は5万人に達する』と言う。

日本の教育現場ではコンドームの使い方を教えることがセックス奨励につながるといわれているなどの事例が紹介されると、諸外国の参加者から「代表的な対策途上国」などの批判が相次いだ。

感染者が街頭でデモをするタイに比べ、約1万2000人いる日本の感染者で社会に公表している人はほとんどいない。
公に活動している数少ないHIV感染者の団体「JaNP+(ジャンププラス)」代表の長谷川博史さん(51)は「感染者が表に出られない環境が続くかぎり、エイズはどんどん見えなくなり、感染が拡大する」と話している。

2010年は日本におけるHIV感染者が5万人に達するという予測は、あながち誇張とはいえません。
しかし、この数字について考える時に、考慮しなければならないのは、HIV感染者の急増の原因となる二つの現象です。それは、HIV感染の広がりの主体は性行為によるものであり、一つは性行動の活発化、もう一つは性感染症の顕著な拡大徴候です。

ちなみに性感染症というのは、厳密にいえばセックスを介して感染する病気です。かつては性病と呼ばれ、これに該当するのは、梅毒や淋病、軟性下疳と鼠性リンパ肉芽腫の4種類だけだったが、その後、性行動により感染する病原体の研究が進んだこともあって、現在は病原体とされているものが30以上、10種類以上の病気が明らかになっています。

呼び方も性病から性感染症に変更になった。もちろんエイズも性感染症の一つでです。
仮に性行動がなければ、性感染症は広がらないですが、性感染症登場の歴史は、人間の性活動がいかに活発であったかを示しています。

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